ArchiCAD GDLで3D形状をつくてみる③
材質の定義
今回は、前回作成したブロックに材質を追加してみます。GDL内で材質を定義したい場合は、下記のように記述します。
DEFINE MATERIAL "water" 0, 0.5284, 0.5989, 0.6167,! 表面 RGB [0.0..1.0] 1.0, ! 環境係数 [0.0..1.0] 0.5, ! 拡散係数 [0.0..1.0] 0.5, ! 鏡係数 [0.0..1.0] 0.9, ! 透過係数 [0.0..1.0] 2.0, ! 光沢 [0.0..100.0] 1, ! 透過減衰量 [0.0..4.0] 0.5284, 0.5989, 0.6167,! 鏡面 RGB [0.0..1.0] 0, 0, 0, ! 放射 RGB [0.0..1.0] 0.0 ! 放射減衰量 [0.0..65.5]
DEFINE MATERIAL
の後に変数名を定義し、材質に関わる設定をカンマ区切りで指定していきます。なお、!
を記述するとコメントアウトができるので、覚えておくと便利です。構文に関する詳細は、GDLリファレンスを検索すると良いでしょう。材質の使用
材質が定義できたら、次に3D形状にその材質を反映させてみましょう。写真のように材質を定義した後、以下のコードを記述すると材質を反映することができます。
material water
このように、GDL内で材質を定義して3D形状に反映する以外にも、材質のパラメータを追加し、ArchiCADで定義した材質を呼び出す方法もあります。写真のようにパラメータを新規追加(
パラメータが追加できたら、3Dスクリプトで以下のコードを記述して、材質パラメータを呼び出すことができます。
mat
)し、パラメータタイプを「材質」に設定します。material mat block width,depth,height
GDLを上書き保存して設定を操作してみると、以下のようにArchiCADで設定している材質が選択可能になっていることが確認できます。
なお、ArchiCADで材質を追加したい場合は、「オプション」タブ → 「属性設定」 → 「材質」から設定できます。今後、材質別に数量を出すなどの作業を考えた際に頻繁に使うコマンドなので、これは覚えておくべきです。
ビルディングマテリアルの設定も似たような方法でコントロールできるので、リファレンスを参照すればすぐにできるようになるでしょう。材質とうまく使い分けることで、活用の幅が広がります。
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