ArchiCAD 次世代足場GDLの作成~部材集計~

2024年10月8日火曜日

GDL parameters 一覧表 足場

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今回は、今までに作成してきた足場部材を集計できるようにしていきたいと思います。

まずは、集計用のパラメータを新規追加していきます。以下の画像を参考にしてください。
新規パラメータリスト
部材数量用パラメータリスト

部材数量をカウント

パラメータの新規追加ができましたら、以下のスクリプトを追加し条件に合うようにパラメータの値を更新します。
パラメータスクリプト
!数量計上
_pillar_num = 0
_ledger_num = 0
_endStopper_num = 0
_brace_num = 0
_anti_num = 0
_stairs_num = 0
_jackBase_num = 0

if pattern = 1 then
	_pillar_num = _pillar_num + 2
	_endStopper_num = _endStopper_num + 3
endif

if pattern = 2 then
	_pillar_num = _pillar_num + 4
	_endStopper_num = _endStopper_num + 4
	_brace_num = _brace_num + 1
	_ledger_num = _ledger_num + 1
	if not(select_pos = 3) then
		_anti_num = _anti_num + 1
	endif
endif

if pattern = 3 then
	_pillar_num = _pillar_num + 2
	_endStopper_num = _endStopper_num + 1
	_brace_num = _brace_num + 2
	if not(select_pos = 3) then
		_anti_num = _anti_num + 1
	endif
	if dis_stairs then
		_stairs_num = _stairs_num + 1
	endif
endif

if select_pos = 2 then
	_jackBase_num = _jackBase_num + 2
	if pattern = 2 then _jackBase_num = _jackBase_num + 2
endif

parameters \
pillar_num = _pillar_num,
ledger_num = _ledger_num,
endStopper_num = _endStopper_num,
brace_num = _brace_num,
anti_num = _anti_num,
stairs_num = _stairs_num,
jackBase_num = _jackBase_num

一覧表の作成

ArchiCADで、一覧表を下の画像のような設定で新規作成します。
一覧表の設定

サンプルとして以下のような部材配置をしてみました。
足場GDL
サンプル足場モデル

集計表を確認すると以下のような表が取得できることが分かります。
ここまでできたらExcelに出力して、データを加工しても良いですね。
BIMで足場積算
ArchiCADで足場部材集計表


簡単な項目だけですが、ArchiCADで足場部材を拾ってみました。
このようにGDLの作り方を工夫することで、モデル↔︎図面↔︎数量が連動した形でBIMを構築できると思います。


足場関連の記事は
こちらから

雑談

今回の例で分かるように、GDLの良いところは3Dも表現も数量の計算も、結構自由に調整できるところです。revitファミリでは難しい仕組みも、GDLではできることが多い印象です。パラメータに選択肢を与えたりする部分なんかも、GDLの方が分かりやすい印象がありますね。revitの場合、パラメータに選択肢を与える際は、タイプを作るとか、集計キーの作成、子ファミリを親ファミリにネストさせるなど、工夫が必要ですよね。ぶっちゃけ面倒臭いです(笑)ファミリを頑張って細かく作成するくらいなら、RevitAPIでUIを自作して、コントロールしちゃった方が楽だよねって考えてしまいます。や、C#覚えてUI自作するくらいならGDL覚える方が敷居低いよねっていう意見もありますね。

BIM開発の話は色んな要望や意見があってとても楽しいですが、何をどう考えるのか、経営判断は難しそうですね。一社員としては、色んなソフトを持っていて割と自由に触らせてくれる会社が一番良いかなと思います。BIMソフトを個人で買うのはなかなかハードルが高いですから、、、

かなりどうでも良いことを書いてしまいましたが、引き続き有益な情報をお届けできるように精進していきたいと思います。


なお、基本的なGDLの学習はこちらの教材がおすすめです!
GDLリファレンスがgraphisoftが用意していますが、初見では理解しづらいので、
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