ArchiCAD 次世代足場GDLの作成~最上段~

2024年10月2日水曜日

GDL not 足場

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前回に引き続き、今回は最上段の構成について考えていきます。最上段にはいくつかのパターンがありますが、今回は以下の画像のように、アンチがないシンプルなパターンを作成します。

足場GDL 最上段
最上段の構成

3Dスクリプト(入隅ラベル)
  1. "入隅":
  2. !支柱
  3. material pillar_mat
  4. gosub "支柱"
  5. add 0, B, 0
  6. gosub "支柱"
  7. del 1
  8.  
  9. add A, 0, 0
  10. gosub "支柱"
  11. add 0, B, 0
  12. gosub "支柱"
  13. del 2
  14.  
  15. !布材
  16. material ledger_mat
  17. add 0, 0, 1.865
  18. rotz 90
  19. gosub "梁間方向布材"
  20. del 2
  21.  
  22. addx A
  23. rotz 90
  24. add 0, 0, 0.44
  25. gosub "梁間方向布材"
  26. add 0, 0, 0.475
  27. gosub "梁間方向布材"
  28. add 0, 0, 0.95
  29. gosub "梁間方向布材"
  30. del 5
  31.  
  32. !布板
  33. if not(select_pos = 3) then
  34. gosub "アンチ"
  35. endif
  36.  
  37. !ブレース
  38. if flip then
  39. add 0, B, 0
  40. else
  41. add 0, 0, 0
  42. endif
  43. addz -0.035
  44. gosub "ブレース"
  45. del 2
  46.  
  47. !桁行方向布材
  48. if flip then
  49. add 0, 0, 1.865
  50. else
  51. add 0, B, 1.865
  52. endif
  53. gosub "桁行方向布材"
  54. del 1
  55. return

3Dスクリプト(その他ラベル)
  1. "その他":
  2. material pillar_mat
  3. gosub "支柱"
  4. add 0, B, 0
  5. gosub "支柱"
  6. del 1
  7.  
  8. material ledger_mat
  9. add 0, 0, 1.865
  10. rotz 90
  11. gosub "梁間方向布材"
  12. del 2
  13.  
  14. material anti_mat
  15.  
  16. if not(select_pos = 3) then
  17. if dis_stairs & A > 1.8 then
  18. if b > 0.9 & b < 1.3 then
  19. addy B
  20. muly -1
  21. gosub "階段"
  22. del 2
  23.  
  24. if b < 1.2 then
  25. add 0, 0.210, 1.865
  26. gosub "240アンチ"
  27. del 1
  28. else
  29. add 0, 0.362, 1.865
  30. gosub "490アンチ"
  31. del 1
  32. endif
  33. else
  34. gosub "アンチ"
  35. endif
  36. else
  37. gosub "アンチ"
  38. endif
  39. endif
  40.  
  41. addz -0.035
  42. gosub "ブレース"
  43. addy B
  44. gosub "ブレース"
  45. del 2
  46. return

notコマンド

"入隅"ラベルと"その他"ラベルの内容に変更を加えています。具体的には、アンチ部分に if not(select_pos = 3) という条件を追加しました。この処理により、select_pos = 3(最上段)の場合、アンチが非表示になります。

not コマンドは論理演算子で、ブール値を反転させるために使用されます。つまり、True(真)は False(偽)に、False  True に変換されます。主に条件文やループ内で使用される機能です。

短いですが、今回は以上となります。次回は配置した足場部材を集計できるように工夫していきたいと思います。


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