簡易鉄筋ラベルを作ってみよう〜梁オブジェクトの情報を呼び出してみる③〜

2025年3月25日火曜日

ラベル 鉄筋ラベル

t f B! P L
前回に続き、ラベルを作成していきたいと思います。
実際に梁オブジェクトから情報を取得して、ラベルに表示していきます。

今回のお題は「簡易鉄筋ラベル」です。早速作成していきたいと思います。

読者さんからの要望案件です。
お問合せいただいた内容と、最近の記事の内容とマッチしましたので、記事のネタとして採用させていただいております。

皆さんもぜひ、お気軽にお問合せいただければと思います。

完成イメージ

主な機能としては、
・梁オブジェクトの始点、終点に追従するラベル
・オブジェクトの回転等にも対応
・鉄筋のサイズや本数を変更可能
・寸法が自動で変更される
・空き寸法が足りないと寸法値の色が変わる(アラート機能)
・定着長さを編集できる
などです。
まずは完成イメージを動画にしましたので、ご確認ください。


パラメータリスト

作成にあたり、新規追加したパラメータは以下のようになっています。
それなりにボリュームがありますので、記事はいくつかに分けて書こうと思います。

パラメータリスト

梁の長さと幅を取得

まずは、基本的な梁の情報を取得します。マスタースクリプトで以下のように書き、分かりやすいようにしておきましょう。

マスタースクリプト
width=BEAM_THICKNESS
length=(BEAM_LENGTH_RIGHT+BEAM_LENGTH_LEFT)/2

この変数はのちに2Dスクリプトなどで使いますので、一旦放置します。

変数のあれこれ

GDLには様々なグローバル変数がありますが、今回使うものをまとめて幾つか紹介します。下のスクリプトを確認しながら、内容を理解していただければと思います。

・LABEL_ROTANGLE
 ラベルの向きを取得します。
・REQUEST("View_Rotangle","", angleViewRotation)
 現在のビューの向きを取得するコマンドです。
・AC_LabelOrientation
 ラベル要素の持つ、ラベルの向きタイプを取得します。
・LABEL_POSITION
 ラベルの位置を取得します。xy座標の配列値です。
・BEAM_POSITION
 梁オブジェクトの始点座標を取得します。
・BEAM_DIRECTION
 梁オブジェクトの基準線の向きを取得します。
・BEAM_REFLINE_OFFSET
 梁オブジェクトの基準線のオフセット値を取得します。
・ac_beam_inclination
 梁の傾斜角度を取得します。

2Dスクリプト
unid=2000

!ラベルの回転
rotBy = -LABEL_ROTANGLE

!ビューの回転
_unused = REQUEST ("View_Rotangle", "", angleViewRot)		
corr = 0
if  (AC_LabelOrientation = 1 | AC_LabelOrientation = 5) then
	summarot = (LABEL_ROTANGLE + angleViewRot) % 360
	if summarot > 90 & summarot <= 270 then corr = 180
endif

rot2 rotBy + corr
add2 -LABEL_POSITION [1][1], -LABEL_POSITION [1][2]

add2 BEAM_POSITION[1],BEAM_POSITION[2]
rot2 BEAM_DIRECTION

!基準線オフセット
add2 0, BEAM_REFLINE_OFFSET

!かぶり
line_type cover_line_type
pen cover_pen
line2 0, width/2 - left_cover_thickness, cos(c)*length,width/2 - left_cover_thickness
line2 0, -(width/2 - right_cover_thickness), cos(ac_beam_inclination)*length, -(width/2 - right_cover_thickness)


上記のスクリプトでかぶりのラインを表現することができます。かぶり厚は左右でパラメータにしているので、任意の数値に変更することができるようになっています。    
左右のかぶり

今回はここまでにしたいと思います。次回はこれに主筋を付け加えていきたいと思います。


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