GDLのUIに使用できる領域のサイズは444×296ピクセルに固定されています。その限られたスペースの中でレイアウトを考えなければなりませんので、工夫が必要です。
UI_OUTFIELD
ui_outfieldコマンドはページ内にテキストを配置するためのものです。試しに以下のスクリプトのように書いてみると、画像のようなUIを作成することができます。「ボックスの幅」という文字が画面に配置できました。コマンドの30や20の数値は、配置する座標を示しています。画面の左上を原点と考えた時のxy座標です。
ちなみに画像の赤枠のボタンを押すと、UIの完成形をGDLエディタ内で簡単に確認することができます。
UIスクリプト
ui_dialog "ボックス設定" !サイズ編集ページ ui_page 1, -1, "ボックスのサイズ" ui_outfield "ボックスの幅" , 30, 20 !材質ページ ui_page 2, -1, "ボックスの材質" !ボックスの表示設定 ui_page 3, -1, "ボックスの平面表示"
UI_INFIELD
ui_infieldコマンドはパラメータの入力のためのテキスト編集ボックスや、ポップアップメニューを配置できます。パラメータタイプにより配置されるものが変わります。試しに以下のスクリプトでは、パラメータタイプが長さの"A"とパラメータタイプが材質の"mat"を作成して、UIに配置してみます。
UIスクリプト
ui_dialog "ボックス設定" !サイズ編集ページ ui_page 1, -1, "ボックスのサイズ" ui_outfield "ボックスの幅" , 30, 20 ui_infield "A" , 30, 40, 60, 20 ui_outfield "mm" , 95, 45 !材質ページ ui_page 2, -1, "ボックスの材質" ui_outfield "材質" , 30, 20 ui_infield "mat" , 30, 40, 150, 20 !ボックスの表示設定 ui_page 3, -1, "ボックスの平面表示"
2つの画像を見比べてみると、長さタイプと材質タイプで異なるUIになることが分かります。
長さの場合は数値が入力できる編集ボックス、材質の場合は選択できるポップアップメニューが配置されます。
他のパラメータタイプだとどうなるか、是非試してみてください。
![]() |
長さタイプの場合 |
![]() |
材質タイプの場合 |
まとめ
今回はui_outfieldとui_infieldを学習しました。
これらはよく使う基本的なコマンドだと思いますので、是非習得いただければと思います。
最後に今回のスクリプトを以下にまとめます。
UIスクリプト
ui_dialog "ボックス設定" !サイズ編集ページ ui_page 1, -1, "ボックスのサイズ" ui_outfield "ボックスの幅" , 30, 20 ui_infield "A" , 30, 40, 60, 20 ui_outfield "mm" , 95, 45 ui_outfield "ボックスの奥行" , 150, 20 ui_infield "B" , 150, 40, 60, 20 ui_outfield "mm" , 215, 45 ui_outfield "ボックスの高さ" , 270, 20 ui_infield "ZZYZX" , 270, 40, 60, 20 ui_outfield "mm" , 335, 45 !材質ページ ui_page 2, -1, "ボックスの材質" ui_outfield "材質" , 30, 20 ui_infield "mat" , 30, 40, 150, 20 !ボックスの表示設定 ui_page 3, -1, "ボックスの平面表示"
今回は以上となります。次回もUIについて学習していきたいと思います。
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